令和の「終活」

「終活」という言葉をご存知でしょうか

人生の終わりを見据えて、財産や身のまわりを整理したり、葬儀やお墓の準備、死後の手続きなどを事前に準備しておくことで、残される家族に負担をかけず、最期まで自分らしい人生を過ごすための活動です。

特に、相続や財産の整理、お墓の問題など、死後の手続きは残された人にとって大きな負担となる場合があります。

近年、少子高齢化が加速し、介護への不安、若年層の看取り手の減少、社会保障制度の維持に対する懸念など、老後への不安は高まっています。

自ら「終活」をせざるを得ない状況もありますが、本来の目的は、自分のために、より良く生きるための「前向きな活動」です。

「終活」は、残された家族への配慮だけでなく、「これからの人生をより充実させるための準備」でもあるのです。

「終活」のメリット

老後の人生が充実したものになる

残りの人生を考えた時、どう生きていくかを考え計画することは、やりたいことを明確化することができます。

やり残すことがないように過ごしていき、準備、整理していくことは老後の人生を充実したものにしてくれます。

「死」に対する話題や終活は本人だけでなく家族も避けたいものですが、終活をして準備・整理していく中で「死」に対する不安解消になるという声も多くいただいております。

遺産相続トラブルの回避

遺産相続のトラブルは決して珍しいものではなく、最悪のケースでは訴訟問題にまで発展してしまいます。

自分の死後に大切な家族が遺産相続のトラブルに巻き込まれないように、終活を通して遺産の分配や書類の準備をしておくことで家族間のトラブルを未然に防ぐことができます。

遺された家族の負担を軽減できる

突然のお別れがやってきた時に「終活」を行っていないと、葬儀やお墓をどうしてほしかったのかわからないまま、家族はこれで本当によかったのかと不安になったり、葬儀の後にずっと後悔してしまうケースも少なくないです。

あらかじめエンディングノートなどで自分の希望を伝えておくことで、家族の不安や負担を軽減することができます。

「終活」でやるべきこと

「終活」では実際にどんなことをしていく必要があるのでしょうか。

1.わたしのこと・・・自身の持ち物の整理や断捨離

2.もしもの時に備えて・・・医療行為や介護に対する意思表示

3.財産の整理・・・不動産、預貯金、保険など資産の整理

4.葬儀やお墓について・・・希望する葬儀や宗派、遺影、納骨、菩提寺

5.相続や遺言書について・・・相続財産の整理や相続人、遺言書の作成

6.大切な人たち・・・何かあった時の家族や交友関係への連絡先や方法

7.これからの人生・・・充実した老後を過ごすためにやりたいことを書き出す

自分や残される家族のために「エンディングノート」を作成することはおすすめです。

生きてきた人生の証を、家族が整理しながら、笑い泣きしながら手続きができるのが遺族にとっての心の癒しになってもらいたい。

相談ステーションならでは社会福祉士・介護支援専門員として25年間、病院や福祉施設で培ってきた経験と知識を生かし、人生100年時代を誰もが自分らしく輝き人生の最期まで幸せで安心した日々を過ごせるようにサポートいたします。

「終活」や「エンディングノート」に関するお悩みや相談は下記よりお問い合わせください。